泣き虫3。
家路について早速ファミコンに興じる兄とそれを見てるオレ。
兄は夢中でそれを楽しんでいた。
不安定な父からの関心を補うように。今思い返すとそうだったんだ。僕を見てという行動だった。
たまに返ってくる波に必死にビート板で乗ろうとしていた。
ただただ寄せては帰る波のような父の関心が欲しくてやったこのオレらのこの行為は、父の津波ともいえる怒りを買った行動だった。
次の日の早朝、兄は顔が別人になるほど鉄拳制裁をうけ、オレは一発だけ殴られた。その父の般若のような表情は今もスマホで撮ったようにメモリーリストにあって削除できない。
ファミコンとソフトは全て捨てられ、その日父はまた出掛けたまま季節が変わるまで帰ってこなかった。
思えばあの日から兄はオレと妹を殴るのがコミュニケーションと捉えるようになった。
バケモノはこうして誕生する。
俺も妹も当時の現在も記憶を封じ込めてる面があるがブログや日記を用いて匿名発信する行為はココロを軽くさせてくれる。感謝です。ありがとう。
ちなみに兄は確か10歳だった。
オレは6歳で妹は4歳。